2012/05/21 「雨天曇天 スリナガル」

明け方。

体を激しく揺さぶられ、目を覚ます。
バスは、細くうねる山道を疾駆していた。

時計を見る、6:00過ぎ。
そろそろ到着予定時間。

「どの辺かいねー?」

なんつって外を見る。
と、路肩に停車したトラックの列。

その列を無理矢理に追い抜こうとするは、我らがバス。

「また…このパターンか…」

と、インドの交通事情にため息をつき、再び寝ようとした




その時。





ンガリッ!ンゴリゴリゴリゴリゴリッ!!

ンガッグッグ!

バシッ!!!

ピシッ!!

ぱりーん!






つって。

一部サザエさんの次回予告の最後みたいな擬音も含んだ衝撃音。

壁面に激しく車体をこすりつける我らがバス。


轟音と震動。


そして、ガラスが割れ、飛散する。

音のした方を見ると、そこには。

壁面から突出した岩でガラスが割られ
斜め後ろの寝台席には割れたガラスが飛散している。

停車し、バススタッフがガラスをかき集める。
そこに座っていたインド人達、どうするんだろ?

と、思っていたら。

ガラスがまき散らされた、そこだけオープンカーの如きエアリアルな状態の席。
そこに文句ひとつ言わず、何も変わらぬ風情で風に吹かれつつ、座っていた。

あるがまま、を受け入れる精神。

良いんだか悪いんだか、もう良く解らない。

その後。

トラックの列、その原因。

停車しているのではなく、少し先の方で狭い道であるのにお互いに譲らず
顔つき合わせ、隙あらば先に進もうとしているうち
後続の同じようなマインドの車が次々追随。

結果、対向車線も埋まり、横は崖、壁面。

目の前には譲らん気満々のくんくんになった対向車。

どうにもこうにもならなくなり、皆でクラクションを鳴らし、現状を嘆いている。

みたいな状況らしく、この時点ですでに6時。

スリナガルまでは、あと143Kmの標識。

なんだか超絶にアホらしくなり

「もうどうでもいい」

と、2人して不貞寝。

その後、スリナガル着は14:00頃。
結局、9時間程で着く道を17時間で移動。
しかも、ぐるり、この車内でお気に入りの帽子紛失、虚脱。

ジャンムーのバス停で声をかけてくれたムスリム(イスラム教徒)のムジャファ。
ここまで、いろいろと我々の事を気にかけて、心配してくれた。
ムスリムの人々は優しい。
ありがとう。

バス乗り場から、スリナガル市内まで乗り合いバスにて移動。(1人10R)
しばらく歩き、デリーで出会った店舗経営の旦那さんの弟の宿へ。

ここにイン。(一晩300R)
ジョンフレンズ G.H
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↓何だかドミになりそうな大部屋をあてがわれる
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里帰りしていた奥さんと少し話す。
スリナガル、雨続きらしく、珍しい事だという。
夕方まで部屋で待機する。
やむ気配がなかったので宿近くのレストランへ。

何も食していなかったので、うまし。
でも、しょっぱし。

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小雨の降る中、湖を見やる。
美しいと聞いていた、ダル湖。
灰色の空の下、雨に煙る。

寒そうにコートの前を合わせ、険しい表情で事件の事を考える片平なぎさ。

が、良く似合いそうな、火サス的雰囲気、満点。

宿に戻り、お湯シャワーで体がほぐれる。

移動疲れで、明日の晴れを祈りつつ、早めに就寝。

宿の周り湖のほとり。なので、所々桟橋の如き道。宿のすぐ脇にはボート。
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部屋の窓から、中庭を眺める。
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by kurikurigururi | 2012-09-16 05:19 | インド | Comments(0)
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