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2012/06/06 (後篇) 「黄金寺院ハリマンディル・サーヒブ」

シーク教徒、巡礼の聖地「ハリマンディル・サーヒブ」

通称「ゴールデンテンプル」「黄金寺院」

全身金色の寺院。

とはいえ、金色に輝くものと言えば
日本には、金閣寺と百式。
少々金色だからと言って、驚く訳が無い。

し、「全部金色」

下手すると、下品でしかなくなる。

さて、どんなもんか。

お手並み拝見なんて思いつつ

シーク教の教義に従い、髪を隠すため、頭に巻き物をして入る。



たまげた。


ほんとに、たまげた。


想像を越えた。


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ぬるい風が吹き抜け、遠くからシーク教のものなのかは解らないけれど
空間を穏やかにほぐすような音楽が流れてくる。
寺院の周りの光を反射させ、揺曵させる湖面。

心地良し。

「ハリマンディル・サーヒブ」心地良し。

入場料はもちろんなく、水もふるまわれ(飲んで大丈夫かは解らないけれども)

靴、荷物預かり無料。

ここでは、さらに食事もふるまってくれる。

ランガルというフリーフードを頂く為、列に並んでいると
利発そうな少年に話しかけられる。
おそらく英語覚えたてで、話してみたいのだろう。

少年、すまん。

我々は英語が出来ません。

↓食事風景&本日のメニュー
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各々食器を自分の前に置き、床に並んで座る。
と、バケツに入った配給をひしゃく的なものでがしがしと配膳。
歩きながら配膳するので、盛り付けとか気にしない。

「いっやー、結構おいしいっすねー」

なんて、先輩お気に入りの定食屋に連れて行かれた後輩。
みたいな感じで思ってもむもむ食す。

ふと、隣を見る。



その少年と家族がそこに。

また少し話す。

食器のかたずけまで面倒みようとしてくれる

し、

その後。

寺院内をちょらちょらして
ふっと見るとまた少年。

また少し話し、写真を撮る。

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横で一緒に話に混ざってる風の家族の知り合いだと思ってたら
全然知らない人だったおっさんも参加。

おっさん、ソロを所望。

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黄金寺院内にイン。

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寺院内、全て金。
といっても、下品な感じではなく、とても落ち着いた、荘厳な感じ。

扇風機から時計まで金。
寺院内に流れる音楽。
最初CDをかけているのかと思っていたのに、この中で生演奏していた。
楽器も金。
かなり徹底している。
寺院の中にはホーリーブックと呼ばれるご神体があり
グルと呼ばれる人々がそれを読んでいる。

巡礼に来た人々の真摯なまなざし。

夕方の国境で見たカオスはここには無い。

同じ信仰を持った人々が集まっている中に
ひょっこり混ざった日本人にも和やかに接してくれる。

「俺たちの聖地に何しに来た!」的な空気は全くなく
「ようこそ、俺たちの聖地へ!」的な空気の方が強い。

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実はこのゴールデンテンプル内に泊まれると聞いていて
雰囲気的に大丈夫じゃないか?と思い、一度、昼の無料ドミへ。

「寺院内に泊まっても問題無いのでしょうか?敬具」

と、聞くと。

「泊まれるけれども、寝てる間に盗難にあうかもしれない。
 シーク教徒じゃない普通のインド人も来てるから
 外国人は辞めた方が良いよ」

との事。

さっきの寺院内の雰囲気を見る限り大丈夫そうだとは思うも
もう一度、寺院へ移動するのが億劫。

と言うずくなし(*長野の方言で「面倒くさい」的な意味)な理由で

今晩の宿。

無料ドミに決。

寝れないだろうと思っていたぐるり、爆睡。
くりくり、蚊に襲われなかなか寝付けず。


↓入った瞬間「いる!」と思う、無料ドミ。引きの強い人、南京虫要注意
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by kurikurigururi | 2012-11-18 09:00 | インド
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