2012/09/06 「イスラエル、噂の厳しめ入国審査」

イスラエル側エイラットのイミグレ鬼混み。

ニュースなんかでも伝わってくるように
いろいろきな臭いせいで入国審査の厳しいイスラエル。
ただでさえ、時間がかかりそうなのに
そこでツアー客に鉢合わせ、数十分並ぶ。

やっとこ我々の番。

まずはぐるり。

一度、荷物をX線でスキャン。
中を確認するので開けるよう言われる。

その後、多くの韓国人ツアー客の前で
バックパックの中身を全て出す。

「これは何?」

「靴下です。」

「これは何?」

「自炊用の塩とかです。」

「これは何?」

「腹痛の薬です。」

「これは何?」

「おパンツでございます。洗ってございます。」

等々、いちいち確認され、辟易。

昨晩きっちりパッキングしたバックパックをひっくり返され
中身を抜かれ、干物の如き有様のバックパックを更にX線でスキャン。

どうやら、インドで買ったタブラ調整用のハンマー、
これが引っ掛かっていた模様。

その隣でくりくり、いくつかの荷物を出すよう言われる。

数十人のツアー客がほぼ終了する頃。

「サンキュー」

とだけ言い残し、係員、突如、我々に興味を無くす。

フルオープンした荷物の前に佇む我々。

沈黙のパッキング。

続いて、パスポートコントロール。

1対1で、入国に関する幾つかの質問に答える。
ま、どこの国でもそうなんだけれども。
ここイスラエルは、セキュリティの為、根掘り葉掘り聞いてくる。

そして、一番重要なのは


パスポートにイスラエルの入国スタンプを押されない事。


パスポートにイスラエルの入国スタンプがあると


イスラエルと関係の悪い国には入国できなくなる。


つまり、イスラム教、アラブ圏のほとんどに入れなくなる。

一応、イスラエル側でもそんな事情は汲んでいて、
スタンプは別紙に押してくれる。
がしかし、意地悪な係員に当たると容赦なく押されてしまう事もある、との事。

まずはぐるり。

「こんちは!スタンプ押さないでちょうまげ。」

「なんで。」

「この後、スーダンに行くかもしれないんス」(そんな予定はないけれども)

「いつ行くんだ?」

「今年じゃないけど、近いうち」

「どこから来た?」
「どこへ行く?」
「何しに来た?」etc.

等の普通の質問。

心もと無い英語力でへどもどながらも何とか答える。

と。

審査官、あるページで手を止める。



「パキスタンに行った事は?」



やっぱりそこですよね、解ります。

と、文字的に思う。

そう、今回、本当であれば
インドからパキスタンへ陸路で抜ける予定であった為
すでに日本でパキスタンビザは取得済。

つい先日、それが切れたばかり。
で、そのビザがパスポートにある事がひっかかる。

手元の電話を取り、どこかへ電話。
聞いているとパキスタンのビザの話。

これはウワサの別室行きか…

ぐるり、少し覚悟する。

入国審査で、何か引っかかるような点があると
別室へ連れて行かれ、長ければ数時間、質問攻めにあう。

審査官が電話を置く。

「どうしてパキスタンに行かなかったんだ?」

「最初はインドからパキスタンへ入って
 違う国へ行く予定だったんだけれども
 パキスタンが危ないって聞いたから、計画を変更。
 南アフリカへ行ったんですの、敬具。」

「…イスラエルに家族や友達はいるか?」

「いません!!」

(ここでうっかり「いる。」と答えるとパスポートにスタンプ確定、らしい。)


「これからどこへ行く?」

「バスでエルサレムのラムセスホステルへ。」

「バスは解っているか?宿の予約は?」

「バスはこれから調べて、宿は予約してないので
 行ってから空きがあるか聞きます、はい。」

「…バスは15番。これで終了行って良し!」

「はい、よろんでー!」

つって何とかクリア。
スタンプも別紙にゲット。

続く、くりくり。

新パスポートのおかげか、あっさりクリア。

前のパスポートであったら
約100カ国分のスタンプがあったので、いろいろ面倒があったかも知れない。
もちろん、パキスタンビザもあるし。
それらいちいち質問されてそれに答えていたら、日が暮れる。

なんとかイミグレを出るとすでに、16:00近く。

↓イミグレ出た所の海岸。
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ジリジリと照り焼きになりつつ、1時間ほどバス停で待ち、
緑の15番バスに乗り、エイラット市内のバス停へ移動。(1人4.7NIS)

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チケットカウンターでエルサレム行きバスを確認。

んがしかし。

すでに10分前に最後の便が出た、との事。

取り急ぎ、イスラエル初虚脱。

するも、聞けば、深夜1:00にテルアビブ行きがあり
それでテルアビブへ移動、朝5:00頃に到着するので
そこで、エルサレム行きの始発に乗るのが一番早い。

との事。

てなわけで。

そのプランに変更。

バスチケット購入(78NlS)

して、ここで。

くりくりが以前、イスラエルに来た時にお世話になったMさん。
この方に電話。
今、エイラットに住んでおり、今回、事前にメールで連絡。
エイラットはただ抜けるだけだったんだけれども
もし、時間が出来たら会う話になっていた。

連絡が取れ、Mさんのお宅にちょこっと、お邪魔させてもらう事に。

バス停からタクシーで移動、しようと思って、交渉。

最初25。

次20。

ちょい高い。
しかも荷物代というのがある。

2台目のタクシーと交渉中。

18に下がった瞬間。

くりくり、たまたま目があったおねいさんをゲット。

と、いうのは。

交渉中、くりくりがたまたま目が合ったおねいさん。
が、突然我々に声をかけてくる。

「どこ行きたいの?」

「ここです。」

「いいわ!乗って!」

なんだかいきなり狙ってもいなかったヒッチ成功。

ビジネスを奪われ、あっけにとられるタクシードライバー。

ごめん。

と思い、おねいさんの車に乗車。

タクシー運転手怒。

そりゃそうだ。

その親切なおねいさんに乗せてもらい、待ち合わせの場所へ。

道中、日本の友達がいて、日本が好きだという。

なんだか、その友達という人に感謝しておこうと思う。

イスラエル人ってあんまり良い話聞かない、
し、実際「えぇぇ!?!?」って飽きれる事とかもあったので
良いイメージがなかったんだけれども、いきなり拍子抜け。

で、待ち合わせ場所で降ろしてもらう。

お礼を言っておねいさんと別れる。


事情を話す。

と、

Mさん爆笑。

「基本的に性格悪いイスラエル人でヒッチ出来るなんて
 ほんとラッキーだったねwww!」

と言われる。

Mさん宅にお邪魔。

いろいろの話を聞かせてもらう。

もう何十年もイスラエルに住んでいるMさんの話、とても興味深かった。

ぐるり、特に今回、パレスチナの分離壁がどうしても見たかった。
ので、パレスチナの現状を聞かせてもらえたのはかなり良かった。
イスラエルとパレスチナの現状。
良い方に進んでいるようで全く進んでいない。

これから先、エルサレムやいろいろな所で見る「いびつさ」の
根っこの所の話を聞かせてもらう。
分離壁の村にいる、ハイサムという人の話も聞かせてもらう。
本やメディアを通してでは解らない
そこに根を張って生活している人にしか解らない事。

夕方、近所のMさんの友人宅のBBQに参加。
言葉が解らないながらも、皆あたたかく迎えてくれた。

数時間でおいとまし、Mさん宅でまたいろいろの話。

0:00頃、Mさんの友人がタクシーを呼んでくれ、それに乗車。
見送りに出てくれたMさんにお礼を言って、バス停へ。(20NIS)

バス停に着くとすでに乗車開始している。

慌てて乗り込む。

たまげたのが、バス内、まさかのWi-Fiフリー。

エルサレム行き最終便、たった10分の遅れで逃したけれども
結果的に、そのおかげでとても意味のある時間が過ごせた。

バスに揺られ、爆睡。

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※ターバー → イスラエル入国

 パスポートのスタンプに関しては記事を見てください。
 我々とは逆のルート、イスラエル→エジプトへ抜ける人は
 特に注意しないと、スタンプ押されると、アフリカに入ってから苦労します。
 南下して行く場合、スーダンに入れなくなるので、ルートそのものを見直すか
 飛ばさないといけなくなります。
 
 イスラエル入国時の荷物検査は、話を聞くと人によっていろいろです。
 何時間もかけて調べられたり、我々のように割とさくっと通れたり。
 待たされたり、どうでも良い事をしつこく聞かれたり
 あからさまに失礼な態度とられても、我慢しましょう。
 こちらが熱くなって反抗的な態度をとれば、事態は更に悪くなるだけですし、おすし。

※ ボーダー → エイラット市内(約30分くらい)
  
  緑の15番バス 1人 4.7NIS(単位はシェケル)
  歩き方には16番とも書いてあるので、イミグレで確認してみてください。

  ボーダー出た所にバス停があるので、そこから乗る。
  んだけれども、我々は夕方近かったせいか、結構待ちました。
  さらに、西日ががんがん当たるうえに避ける所がないので軽めの灼熱地獄。
  
※ エイラット → テルアビブ(1人78NIS)
  
  エルサレム行き、17時くらいが最終でした。
  なので、すぐ抜けたい人は要注意。
  ちなみにバス、乗り心地良し。
  フリーWi-Fi飛んでおりました。


  
    

 

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by kurikurigururi | 2014-07-16 23:16 | イスラエル | Comments(0)
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