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2012/06/21 「南ア再入国~徘徊宿探し、ピーターマリッツバーグ」

レソトのイミグレ通過。

窓の外に広がる牧歌的な風景。

悪路を徒歩レベルの速度でのろのろ行く。

くにゃくにゃ山道をばうんばうん跳ねながら行く。

ガション!なんてな音が聞こえたかと思うと、突然停まる。

等、しながら南アフリカ側イミグレ到着。

全員荷物を降ろし、パスポート預け、待機。
簡単な手続きを終え越境。

再び乗車。

ほどなくして、ぐるり横のアフリカ人女性、げっこ。

昨日から、ぐるり横に座ったアフリカ人に軒並みゲロンチョフラグ林立。

勘弁していただきたい。

サニパスから1時間半程で南アの街、アンダーバーグ着。(26R)

ここからピーターマリッツバーグ行きバス(ハイエース的なバン)に乗り換え。(70R)
さきほどよりも少し広く、荷物を抱えて行く必要も無し。

「いやーコンフォータブルコンフォータブルーw」

つって、少々ご機嫌。
っても、詰め込まれてぎゅんぎゅんな車内。
がしかし、荷物をずっと抱えたままより、遥かに良い。

くりくりぐるり、手持ち金が心細くなるも、近場にATM無。
Dさんに100R借してもらう。

16:00発車との事で車内にて待機。

16:00近く、突然、車を替えるように言われ、全員、車引越し。

若干広めのバンから、元の大きさのバンにサイズダウン。

人数は増えているのに。

どうして。

と、ここで問題勃発。

ドライバー達のボスらしきおっさんが
乗客から集めた代金を計算。

1人分足りない。

との事。

「払ってないの誰だぁ!コンチクショウ!!」

ってな事になり。

騒然。

で、Dさん、疑われる。

も、Dさん、そのボスに100R払い
30Rの釣銭待ちである事を伝えるも、ボス、ガンとして聞かず。

結局、Dさんが70R支払い、発車。
Dさんはもちろん、我々も釈然としない気持ち。
少し走った所でいた所。









「あ、俺だ!」









Dさん、声を上げる。

聞くと、我々に貸してくれた100R。

を、

自分の中でバス代を支払ったと完全に勘違いというか思い違いしていたとの事。

Dさん、即座に乗り合わせていた全員に
自分が勘違いしていて、発車が遅れてしまった事を謝罪。
それを聞いた同乗のアフリカのみなさん、憤怒の表情でDさんを問い詰め



たりはせず。



「いーよーいーよー!ノープロブレムー!」


てな感じで笑顔で答える。

優しいと思う。

し、お金借りた我々も我々であり、申し訳なく思う。

し、Dさんに親指をグッと立てながら満面の笑顔でうなずく黒人のおっちゃんを見ていて

なんか日曜洋画劇場で見たことある感じであるよねぇ、とも思う。

1時間半ほど車を走らせ、ピーターマリッツバーグ着。

ドライバーには警察署近くで降ろしてもらい、「地球の歩き方」に載っていた安宿を目指す。
地図を見ながら、ひたすらちょらちょら歩く。
18:00時過ぎですでに、店舗は店じまいを始めており
人通りも少なく、往来は随分暗い。

とりあえず、3人で良かったよー。
と思いつつ、狩られませんようにと思いつつ
30分程歩き、地図上の場所に着。


がしかし、そんな安宿どこにもあらず。


そもそも、宿らしきものすらない。

という、至極ファンシーな状況に置かれ、疲労と焦りのミックス状態。
近所の人に安宿の名前を出して聞いてみるも

「そんな宿は知らない」 と言う。

他に情報の無い状態。
通りがかった白人男性2人組に
どこか安宿が無いか聞いてみる。

「ベイサイド・ロッジ」なる所があると教えてくれ

ついでに

「暗い通りは危ないから、メインストリートから行くように!」

とアドバイスしてもらう。

そこへ向かう途中、近くのレストランのおばちゃんにも安宿を聞いたところ
同じ宿を教えてくれる。

荷物を置いたら食べに来ると伝え
急ぎ、宿を目指す。

暗く、人通りの少ない
1人で歩いていたら泣いてしまいそうな通りをちょかちょか歩き
何とか到着、全然ベイのサイドではないけれどもベイサイドな、ここにイン。

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安い部屋は満室。

シングルも空きが無し。
昨日と同じく、ダブルの部屋に3人で泊まらせてくれないかと懇願するも拒否され
Dさんも1人、ダブルの部屋にイン。

で、少しディスカウントしてもらい。

200Rに。

荷物置き、先ほどのレストランへ、暗い通りを目立たぬよう
忍術使いのような足取りで闇から闇へしゅらしゅらと行く。

おばちゃんのおススメであるというので、カレーをそう言い。
料理を待っていると、奥にバースペースがあるのでそちらへどうぞ。
なんてな事言われ、移動。

こぢんまりとしたバースペース。

現地人カップル2組。
しっぽりと愛を語らう隣テーブルにて、無心にカレーを食す日本人×3。
おススメのカレーは、ちょっと残念な感じ。(カメラ持って出なかったので写真無し)
とはいえ、この日初の食事。
やっと満たされる。

更に人気の無くなった通りを再び、忍術使いの足取りで宿へ戻る。

ここでもお湯に恵まれ、移動疲れを湯で流し、就寝。

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・サニパス → アンダーバーグ(約1時間半 26R) → ピーターマリッツバーグ(約1時間半 70R)


※BAYSIDE LODGE

 ・ダブル230R
  お湯シャワー完備、かなり清潔。テレビまで付属。

 ・ダブル150R
 共同シャワー&トイレ ほとんどの部屋の天井が抜けている。
  壁の隙間から「G」(小さめ)の来訪有り。

  おそらく、連れ込み宿。

*「地球の歩き方」の地図に載っていた
 「サンドゥ―ジバックパッカーズ」
 バーグ通り沿いのその場所に無かったので、行かれる方はご注意を。
 あるいは、見つけられなかったのかもしれないけれども。

by kurikurigururi | 2013-03-13 05:04 | 南アフリカ
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